下の人

知らないうちに下の階に住んでいる住人が
引っ越していた

ほとんど交流もなく
どんな人かも知らなかった

引っ越しのときに挨拶したぐらいで
私より若いカップルだったと思う

現状や環境を変える人が
身近にいると
変わらない自分の生活に焦りを感じる

カーテンもなく、ガランとした室内
ポストには不動産会社の張り紙

羨ましい

羨ましい感情を自分とは無関係の人に
重ねるとか
ほんと無駄な思考

分かっているけど、、
私も、現状を変えたい
どれを変えたいのか

いまは、今あるものに感謝して
現実を思い知る機会だと思ってる

淡々と生きる
この淡々と生かされている気持ちが
私には幸せだと感じることができない

きっと、これは後になって振り返り
感じる幸せなはず

今はそう信じて今を生きる練習の期間

自信ががなくて軸がない私の根性は
ネジ曲がりひねくれ過ぎて
いつも自分の中で、
燃えもせず昇華もしないで
くすぶってる

賑やかなお子さんが3人いるお隣さんより
先に現状を変えることが出来るかな

そんなことも考えるけど

やっぱり、犬のことが頭から離れない

夜中写真をスクロールしていて
改めてその表情を見て思った

やっぱり痛いのかな、、、
寂しげで退屈そうで声を出さないけど
何か言いたげな表情

神さま
私の現状が辛くなってもいいから
私より弱いものを痛めつけるのは
やめてくださいませんか

今は淡々と自分の生活をこなして
犬のためにできる事、時間を
確保しよ

どうか、痛くありませんように

下の階に新しい住人が引っ越してくる前に
何かをかえたい