アーティスト

大分遅れてみた

無声映画が大好きな私は終始ワクワク

なににおいても、自分が世の中に
必要とされないと感じることは
生きていないに等しい生き地獄なのかもしれない

栄華や、頂点を経験した究極の人は
庶民には分からない孤独や不安を感じて
その時を生きている

あんな風に有名に、きれいに、お金持ちに
なりたい

本人の孤独や苦しみも知らず
見てる側には羨ましさしかない

旧くなっていくものは新しいものに
道を譲るべき

私もその意見には共感

ただ、旧いものにも敬意を払い続けることは
新しい時代を担うものの責任と思う

責任ではないもっと違う言葉があるのかもしれない

アーティストのように
新しいものを生み出し表現し続け
世に認められ、成功し続けるのは
あるときから不自由の始まりなのかもしれない

自己満足では満足できない期待を強いられる

自分の望むものと、世の中が求めるものの
ギャップに苦しむ
この繰り返しなのか

その傍らにはいつも、老いたお爺さんと
犬がいる

あるとき駆け出しの女優と出会い
有名になるには、目立つ必要がある、と
ほくろを書いた

成功のかけら

どこでなにが起こるのか分からない

男女も年齢も立場も関係なく
そこにある想いや孤独が入れ替わる

孤独の傍らにいつも助けがあり犬がいる

信頼されることは、例えその数が減っても
一人でも、一匹でも、自分が最低でも
一%の生きる希望だと思っていい

有名じゃなくても、空っぽでも
自分を信じて認めてくれるその存在が
あるかぎり

無声でモノクロのその意味は
人の孤独や人生を少しコメディを含ませる
意味があったのかもしれない

一匹のジャックラッセルテリアが走り回り
男を助け、そばから離れず、信頼する

言葉がなくてもそんな関係まで
はっきり理解できる

言葉は大切だけど、それだけじゃない

安心

久しぶりにチャップリンやツバルを
観たくなった

心がじんわり暖かくなる

私は今一番なにを、信じたいんだろ