リメンバーミー

日比谷にできたミッドタウンの
新しい映画館にリメンバーミーを観に行った

朝一番

なかなか空いててよかった

字幕バージョンがやってるところ
なかなかない

死について考えたとき恐怖や不安しか
感じない
ほとんどの人がそうでしょう

自分の存在が無くなることや
忘れ去られることは
経験談を聞くことは出来ない

体験するときは
この世からいなくなるときしかないから

でも、ホームレスとかこの世に
必要ないと思いこんでいる人たちにも
似ている感情かもしれない

目の前の人がいなくなることも怖いし
亡くなった人を忘れそうになることも怖い

それでも、この映画はそういうことを
伝えつつも
大事なことは他にあることを
思い出させてくれる

なぜにメキシコなのかと思った

でも、観終わったときしっくりきてたから
不思議

いつも死の世界がキラキラ輝いていた

死の世界の後にも世界があることを
考えたこともなかった

SFでほんとにあるわけがないと思いつつも
それを映像にして大人の心に
何かじんわりした気持ちを植えつける

PIXARやっぱりすごい

私はPIXARに出てくる動物がことごとく
好きで好きで仕方ない

きっと制作してる人たちも動物や子どもが好きで
愛情を持って創作していると思う

じゃなきゃ、あんな表情や
ほんとにあんな切ない顔をすることを知らないし
表現出来ない

ダンテは歯も無くて汚くて
視線もどっか向いてる
野良犬のような存在だけど
いつもそばにいて、ドジなことばかりして
やっぱり笑ってて憎めないやつなの

あー、可愛い

本当に大事なこと

騙されそうな言葉もあるけど
その言葉も、ほんとに大事なことで

見た目とか態度だけで、目の前の人を
決めつけること

赦すこと許せない事

夢のためにすること

色々あるけど

赦せたときに本当に大事なことは
何かわかるのかもしれない

私はまだ許せてない
自分のことが 他人のことが

それでも、他人の夢を踏みにじる人間には
なりたくない

押し付けるような人間にはなりたくない

それでも、どうなりたいのか
なりたい自分が分からない


単なる生とか死を壮大に表した
映画ではなかったな

でも、なんだか泣かなかった

私の心なんとなく変化していると感じた

歳だな

うん、みてよかった


帰りにミッドタウンではなく
日比谷公園を歩いていたら
チューリップが咲いていて
水曜コンサートがやっていて
野外で音楽を聴くことができた


音楽が最近私の中に意味を成してきてる

それをどう生活の中に取り入れるのか
心を楽しくするために
見つけたい


あー、映画はいい
贅沢な平日の休みは幸せなのです